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1996-06-01 ArtNo.6270
◆<馬>プルワジャ元顧問、操業と債務返済の分離提案
【クアラルンプル】プルワジャ・スチール元顧問のフランク・ミズノ氏によると、プルワジャの救済に当たっては、操業と債務返済は別個の問題として処理する必要があると言う。
シンガポール拠点のウォーターフィールド・ポートラ社の取締役を務めるミズノ氏が水曜(5/29)に催されたマレーシア鉄鋼産業に関するセミナーに出席後語ったところによると、操業サイドから見た場合、プルワジャの施設は良好で、人材も揃っている。またマレーシアは鉄鋼産業を必要としており、プルワジャの救済を放棄するのはナンセンスである。しかし現在のマレーシアにおけるスチール価格(トン当たりM$1100)と、年産100万トンの設備能力からすれば、プルワジャは最大11億Mドルの年商が見込めるに過ぎない。製鉄所はコンピュータを製造するのとは異なり、オープエンドの売上によるレバリッジ効果を期待することはできない。しかし債務問題は早急に解決されねばならず、誰かが引き受けねばならない。マレーシア政府は全債務を引き受けるか、信用の延長や補助等、潜在的な救済者が魅力を感じるような条件を提供することができると言う。ちなみにこれまでにライオン・グループ、レノンBhd、ウィンティック・ホールディングズ、マジュ・ホールディングズが救済案を政府に提出しており、ライオン・グループは既にボランタリー・ベースで支援を提供していると言う。(MBT:5/30,STAR:5/31)
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