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1996-06-01 ArtNo.6267
◆＜星＞マイクロポリス問題を過度に懸念しない：クアンタム
【シンガポール】ディスク・ドライブ・メーカー、クアンタムはシンガポール・テクノロジーズ(ST)のマイクロポリス買収を過度に懸念していないと言う。
シーゲートのアル・シュガート会長がＳＴグループのマイクロポリス買収はシーゲートと経済開発局(EDB)の信頼関係に影響を及ぼすとの考えを語ったことに触れ、クアンタムのデービッド・ロークリフ取締役(ｱｼﾞｱ太平洋市場担当)は、「シンガポールではローエンド・ハード・ディスク・ドライブ(HDD)を製造しているが、これはマイクロポリスがターゲットとするものではない。またクアンタムの全てのハイエンドＨＤＤの製造は松下寿により日本で製造されているため、その種の業務に関してＥＤＢと協議する必要もない」と指摘した。多くのＨＤＤメーカーはＳＴグループのマイクロポリス買収とＳＴグループのホー・チン重役(MD)がＥＤＢの副会長を務めていることに懸念を抱いており、あるメーカーはマイクロポリスが業界の機密情報を秘かに入手するのではないかと不安を表明した。クアンタムのロークリフ重役も、仮にシンガポールでハイエンド製品を製造することになれば、当然懸念事項になると語った。(ST:5/30)
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