1996-06-01 ArtNo.6261
◆<星>シングテル、S$15億補償金受け入れ決定
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は木曜(5/30)、通信事業独占権の早期喪失に対する政府の補償金15億Sドルを同社と株主の利益のため受け入れるとの声明を発表した。
シングテルの独占権は当初、2007年までとされていたが、政府は同期間を7年短縮、代償として15億Sドルを支払うことを提案していた。シングテルは声明の中で、他の選択肢や補償の額、ゴールドマン・サックスの助言などを検討したが、最終的に政府の提案を受け入れる方針を決めたとしている。15億Sドルは今期決算月の来年3月にシングテルに支払われる。補償金の使途についてアイバン・タン副取締役は、特別配当は行わず、海外ベンチャー、インフラの整備、新通信サービスなどに投資、来るべき競争に備えると語った。(ST,BT,LZ:5/31)
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