1996-05-30 ArtNo.6258
◆<泰>米国政府の支持も得トランスパーク事業進捗も
【バンコク】U-Tapaoにおけるグローバル・トランスパーク・プロジェクトはこれまであまり進捗が見られなかったが、アジア・グローバル・トランスパーク(AGT)エグゼクティブ・カミティーが来月同スキームのマスタープラン立案に関する契約に調印するのに伴い、急速な進展を見るものと予想されている。
AGTカミティーのPhisit Pakkasem議長が28日バンコク米国商業会議所メンバーとの会談の席上語ったところによると、マスター・プランを誰が立案するかについての決定は向こう8~10カ月の間に下されねばならない。元米軍基地のU-Tapaoの施設は既に整備されており、2000年には同地におけるビジネスを開始できる見通しだ。
クリントン政府は同コンセプトを支持、ノース・カロライナ州におけるトランスパーク事業を推進する方針を決めたが、グローバル・トランスパーク構想の発案者で、Frank Hawkins Kenan Institute of Private Enterpriseの所長を務めるジョン・カサルダ氏によると、同様な計画はドイツとフィリピンでも進んでおり、最終的には日本や中国にも設けられる。トランスパークの真価は途切れることのない製品や部品の流れで、コンピュータ制御された製造施設/協同一環輸送/電子データ交換等による総合的なネットワークを通じてジャスト・イン・タイムの製造システムが構築されると言う。(BD:5/29)
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