1996-05-30 ArtNo.6245
◆<星>セムペック、サクラ島ユーティリティー施設起工
【シンガポール】スンバワン・プロジェクト・エンジニアリング・カンパニーPte Lteが昨年8月に、ベルギーのトラクテベル・グループ子会社パワーフィンSA、JTCインターナショナルPte Ltd、EDBインベストメンツPte Ltdと共同で設立したセムペック・ユーティリティーズ&ターミナルズ(SUT)は28日、サクラ島の化学品メーカーを支援するユーティリティー専門施設の起工式を行った。
この種の施設としてはアジア初の同センターの建設費は3億5000万Sドルで、1998年の完成が予定されている。第1期工事では、スチーム、脱イオン水、冷却水などの供給施設と汚水処理施設が建設され、第2期工事では既存施設の拡張と、スチーム供給施設(毎時600トン)及び380MWの廃熱発電施設が建設される。同センターの稼働により、サクラ島の化学品メーカーは自社ユーティリティー施設の建設が不要になり、初期投資の負担が軽減される。既にヘキスト・アセチルズ・シンガポールPte Ltd がユーティリティー契約を結んでおり、イーストマン・ケミカルズCoとの契約交渉も進められていると言う。(ST,BT,LZ:5/29)
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