1996-05-29 ArtNo.6230
◆<星>政府、地元企業の三峡ダム事業への参画支援
【シンガポール】シンガポール政府は中国の揚子江で進められている三峡ダム建設プロジェクトへのシンガポール企業の参入を支援する方針だ。
貿易開発局(TDB)が組織した経済ミッションを率いて四川・湖北両省を訪問中のマー・ボータン運輸通信相が27日武漢で語ったところによると、総工費1000億元(S$184億)、工期17年に及ぶ同プロジェクトの主要部分はシンガポール企業が参加するには大きすぎるが、ロジスティクス、資材供給、労働者の居住施設、100万人を超えるといわれる関係地区住民の移転計画等、多くのビジネス機会が存在する。しかし、シンガポールと四川省及び湖北省との間に発足した合同委員会は三峡ダム事業の投資機会を協議する場としては必ずしも相応しくない。TDBはシンガポール企業が如何なる方式により同プロジェクトへの参画の機会を探るのが最も適当か、今後研究すると言う。三峡ダム事業を取りしきる国営企業、中国長江三峡プロジェクト開発会社によると、同ダム完成後に周辺地区は国立公園となり、観光業にも一役買うと言う。(ST,BT,LZ:5/28)
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