1996-05-28 ArtNo.6226
◆<馬>スーパーコンピューター計画、来年初よりスタート
【クアラルンプル】国内業界や研究開発(R&D)機関におけるスーパーコンピューター技術の応用普及を目指すナショナル・スーパーコンピューター・プログラムが来年初からスタートする。
同プログラムの下、関係訓練計画を引き受けるユニバーシティ・テクノロジー・マレーシア(UTM)コンピューター・サイエンス・アンド・インフォメーション・システムズのザムリ・モハメド学部長によると、第7次マレーシア計画下に承認された3年間の訓練予算は500万Mドルで、内200万Mドルはコンピューター/ネットワーク/通信施設のアップグレードに、残りは運転資金に充当される。例えばクレイ・スーパーコンピューターのCPU(中央処理装置)は現在の230メガ・フロップス(フローティング・ポイント・オペレーション・パー・セコンド)から2ギガ・フロップスに、記憶装置は500メガバイトから1ギガバイトに、それぞれ拡張され、マレーシア・マイクロエレクトロニク・システム研究所(MIMOS)のJARING(ジョイント・アドバーンスト・リサーチ・インテーグレーテッド・ネットワーク)とのリンクも、独自のアクセス・ポイントを設けることにより改善が図られる。
同氏を副ディレクターとする9人の専門チームが設けられ、マーケッティング、アプリケーション支援、ネットワーク、システム保守などの業務が手掛けられる。
スーパーコンピューター計画は南部地区の産業界の支援を担当するスクダイ・キャンパスとクラン・バリーの需要に応じるジャラン・スマラの2カ所で進められる。元々のプロジェクト予算は2000万Mドルだったが、500万Mドルに縮小されたため、UTMは計画を修正せざるを得なくなったと言う。(コンピュータイムズ:5/27)
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