1996-05-27 ArtNo.6209
◆<馬>サラワク、近く西カリマンタンへの電力供給で覚書
【クアラルンプル】サラワク州は近くインドネシアと西カリマンタンへの電力供給に関する覚書を交換する。
中国のルー・イエンスン副機械工業相とともに、チャイナ・ナショナル・マシーナリズ・アンド・イクウィップメント・インポート&エクスポート・コーポレーション(CNMEIEC)により建設が進められているスジンカット・インダストリアル・エステートの石炭発電所の工事現場を視察したサラワク州政府のジョージ・チャン大蔵/公益事業担当行政議員が24日語ったところによると、西カリマンタンへの送電線は提案されているパン・ボルネオ・パワー・グリッドの一部となる。目下サラワク州政府はブルネイとの電力供給交渉を進めている。CNMEIECがサラワク電力公社(SESC)子会社のスジンカット・パワー・コーポレーションSdn Bhdのために建設中の300MW(メガワット)の発電所は2期に分けて建設され、第1期工事では各50MWの石炭発電機2基が設けられる。その内1基は6月に試運転を開始、第2基目も2カ月後には試験操業に入る見通しだ。中国企業がマレーシアにおける火力発電所の建設を手掛けるのは初めてのこと。(NST:5/25)
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