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1996-05-27 ArtNo.6204
◆<馬>プルワジャ救済のオプション研究:首相
【クアラルンプル】マレーシア政府はプライス・ウォーターハウスにより提出された国営鉄鋼会社プルワジャの監査報告書が掲げる4つの救済策に検討を加える。
マハティール首相は2週間にわたる外遊から帰国した24日、スバン空港で記者の質問に対して以上のように回答した。
プライス・ウォーターハウスは以下の4つの方策を提言している。
1)株主構成を維持し、既存の経営陣の下に民営化もしくはクアラルンプル証取(KLSE)上場を目指した調整策を実行する。
2)株主構成を維持し、専門家チームを新経営陣に指名、民営化もしくはKLSE上場を目指した調整策を実行する。
3)直ちに民営化を実行する。
4)強固な財政基盤と鉄鋼ビジネスに経験を有する企業と合弁会社を設立する。
首相によると、鉄鋼産業の経営は決して容易でないが、工業化に鉄鋼業は欠かせず、一度火傷したからと言って遠ざかるべきではない。マレーシアは決して損失を被った唯一の国ではなく、全ての欧州諸国が損失を被っている。米国の鉄鋼産業は崩壊し、今では小規模工場に依存している。首相はまた、プルワジャのエリック・チア前MDが独断で多くの決定を下し、違法を犯したとすれば、自分は関知しないと語った。アナリストらはプルワジャの再建は可能と見ているが、60億Mドルにのぼる長期負債を含む問題は慎重に調査する必要があると指摘している。(MBT,NST,STAR,LZ:5/25)
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