1996-05-25 ArtNo.6185
◆<星・馬・泰・日・米・豪・中・台>ISP、ローミング覚書
【シンガポール】米国に本拠を置くインターネット・オペレータのAimnetコーポレーションに率いられるシンガポール(シングネット/サイバーウェイ)、マレーシア(アジア・コネクト)、タイ(アジア・オンライン)、オーストラリア(コネクト・コム・オーストラリア)、日本(ドリーム・トレーン・インターネット)、中国(UTスターコム)、台湾(資策網絡/大衆国際価値網絡服務)のインターネット・サービス・プロバイダ10社が23日、アジア太平洋地域初のインターネット・ローミング・コンソーシアム“グローバル・リーチ・インターネット・コンソーシアム”の結成を目指し覚書に調印した。
ローミング・サービスにより、海外旅行中でも滞在先のプロバイダを通じてインターネットにアクセスできるようになり、使用料は帰国後、自国のプロバイダに支払えば事足りる。シンガポールのプロバイダ3社のうち、サイバーウェイは日本との間でローミングを7月までに開始、またシングネットはオーストラリア、パシフィック・インターネットは香港との間のローミングを近く開始する計画だ。ローミングによる収入は当面かなり小さいと予想されるが、シングネット重役のオン・ライクエン氏は、肝心なのは収益ではなく、サービスの向上と語る。(ST,BT,LZ:5/24)
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