1996-05-23 ArtNo.6156
◆<星>ナショナル・コンピューター・システム、域内市場開拓
【シンガポール】国家コンピューター局の完全子会社で、これまで専ら公共部門に対するシステム統合サービスを提供してきたナショナル・コンピューター・システムズ(NCS)は、民間部門や域内市場の開拓に乗り出しており、向こう6カ月間にその努力が続々実を結ぶものと期待している。
リー・クォクチョン重役(MD)が21日語ったところによれば、情報技術(IT)スタッフ1000人以上を擁し、内務省のプロジェクトも目下手掛けているNCSは、ヘルスケアや製造部門の大手企業と商談を進めており、また同社スタッフはASEAN域内だけでなく、インドシナ、インド方面のビジネス機会も物色していると言う。この日NCSは米国ソフトウェア・プロバイダーのコンピューター・アソーシエーツ(CA)と、“CAユニセンター”の販売と顧客支援サービスに関する契約を結んだ。CAユニセンターは企業ネットワークやシステム管理に関わるソフトウェアで、各種業務の中央集中管理を可能にする。NCSとCAは先月から共同事業に乗りだし、既に教育省にCAユニセンターを据え付けるとともに、他の政府部門への売り込みを狙っている。(ST:5/22)
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