1996-05-22 ArtNo.6153
◆<泰>東亜ユニケミ、フレクスゾーン生産拡張、他製品の製造も
【バンコク】トーア・ユニ・ケミカル・マニュファクチュアリング(東亜49%/ユニ・ロイヤル51%)はマプタプットに1000万米ドルを投じて建設した新工場で当初年間1750トンのフレクスゾーンを生産、3年内に生産規模を2500トンに拡大する。
トーア・ユニが20日発表したところによれば、新工場は明日(5/23)稼働し、製品の80%は国内市場に、残りはマレーシア、インドネシア、インドシナ、インドに輸出される。同社の主要顧客はグッドイヤー、ブリジストン、ミシュラン・アンド・サイアム・タイヤ、その他の自動車部品会社で、タイ国内市場の需要は年間2000トン(US$1500万)と見込まれる。同社は1994年以来輸入フレクスゾーンをタイに供給、3分の1の市場シェアを占めてきたが、今後は50%、1998年までには4分の3にシェアを拡大する計画だ。投資回収率は20%で1997年には利益を計上できる。同社は目下年間500-800トンのエチレン・プロピレン・ダイ・モノマー(EPDM)及び150トンのウレタンを輸入しているが、これら2製品とタイヤ/ゴム市場向けアクセラレーターの製造も計画している。2年内に200万米ドルを投じて年産500トンのウレタン工場を建設する。しかしEPDMとアクセラレーターの工場はコストが嵩むため、採算の見極めがついた時点で建設すると言う。(BD:5/21)
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