SEAnews 1996-05-22 ArtNo.6147

【クチン】コマグＵＳＡ(M)Sdn Bhdは向こう3年間にサラワク州に合計7工場を展開、薄膜スパッタード・ディスクの半完成品及び完成品を製造する。
コマグＵＳＡ(M)Sdn Bhdは、クチン郊外サマ・ジャヤ・フリー・インダストリアル・ゾーンに設けた第1工場の第1生産ラインを2カ月前に商業生産ベースで稼働させたばかりだが、既に第2工場の建設準備に着手している。サラワク事業を担当するビル・ウォン重役(MD)によると、第2工場の起工式は第1工場の開所式と同じ10月に実施する予定だ。同社は第1工場にこれまでに1億5000万Ｍドルを投じたが、第2工場は更に資本集約的なものとなる見通しで、最終的に生産ライン5本が設けられる。一方、第1工場の第2生産ラインは5カ月以内に稼働、第3、第4ラインも1997年第3四半期までに稼働する予定だ。これにより生産能力は2.5倍に拡大する。アルミニウム・サブストレートからデータ記憶メディアの薄膜スパッタード・ディスクを製造する工程は数段階から成り、クチン工場は目下その一部を手掛けているに過ぎない。しかし最終的には全工程がサラワク州内で手掛けられるようになる。これら7工場とその付属施設はサラワク州政府から提供される36.4ｈａの土地に設けられ、敷地面積は12.6ｈａにわたる。同社は昨年1億6600万米ドルを投資したが、今年は3億5000万米ドル、来年は4億米ドルを投資、工場を拡張するとともに、新製造設備を補充すると言う。(STAR:5/21)