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1996-05-20 ArtNo.6112
◆<星>来世紀の需要に応じ運輸通信インフラに大型投資継続
【シンガポール】シンガポール政府は21世紀の需要を見越して運輸・通信インフラの拡充に引き続き大型投資を行う。
マー・ボータン運輸通信相が17日、シンガポール国際商業会議所の年次午餐会で語ったところによれば、港湾施設の改善だけで向こう4~5年間の投資額は43億Sドルにのぼる。目下計画されているものには以下のプロジェクトが含まれる。1)チャンギ空港第1ターミナルの年間乗客処理能力を2100万人に引き上げる。これにはピアの拡張、遠隔駐機場の増設、その他の施設の改善が含まれる。2)第2ターミナルの年間乗客処理能力を2300万人に引き上げる(目下実行中)。3)年間乗客処理能力2000万人程度の第3ターミナルを建設する。国際民間航空機関の最新の報告によれば、第3ターミナルは2005年末乃至2006年初までに完成する必要が有る。4)タンジョン・パガル、ケッペル、ブラニの既存ターミナルを大幅に拡張する。5000万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)以上の処理能力を確保し、その後もさらに拡張する。5)パシル・パンジャンの新コンテナ・ターミナルの建設の可否を研究する。またテレコムの独占権を7年短縮する方針を決めたのも、電気通信産業の過去3年間の大きな変化に対応したもので、政府は今後も政策に見直しを加えていくと言う。(ST,BT,LZ:5/18)
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