1996-05-20 ArtNo.6110
◆<星>制御バルブのフィッシャーズ、新工場オープン
【シンガポール】バルブ、工具、計量器、蒸気リサイクル機器の製造を手掛ける米国企業フィッシャーズ・ローズマウントが2100万Sドルを投じて建設した新工場(敷地9000平米)が17日正式オープンした。
新工場は年間30万セットの制御装置を製造する能力を有する。新工場のオープンで同社のシンガポールにおける累積投資は4200万Sドル、工場総床面積は1万4500平米、従業員は500人に拡大した。シンガポール政府の援助も得、同社は当地で制御バルブ、数値制御コンピュータ、流動システム、生産能力の計量等に関わる研究開発を手掛け、優良な製品を顧客に提供してきたが、新工場の完成でアジアの主要市場(中国/インド/日本/タイ)への納期を短縮、サービスを改善できる。同社の昨年のアジア営業額は3億米ドルで、今年は4億米ドルを見込んでいる。
一方、国会大蔵・通産委員会議長を務めるオー・チンホック議員によると、国内プロセス制御機器の生産総額は昨年、前年比50%増の4億4200万Sドルに達し、内付加価値成分は1億5600万Sドルを記録、従業員総数は2800人を数えた。今年も15%の成長が見込まれ、またアジア市場は向こう数年10%以上の成長が予想されると言う。(LZ:5/18)
|