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1996-05-20 ArtNo.6109
◆＜星＞ＮＳＴＢ、研究開発補助資金Ｓ＄７億追加
【シンガポール】国家科学技術局(NSTB)はシンガポールにおける研究開発(R&D)活動を支援する“企業研究奨励スキーム(RISC)”に7億Ｓドルを追加した。
ＮＳＴＢのテオ・ミンキアン会長が17日、南洋理工大学(NTU)に設けられたセンター・フォー・シグナル・プロセッシングの開所式の席上明らかにしたところによると、ＲＩＳＣの下、シンガポール経済の技術的根幹を成すようなキー・テクノロジーをもたらすＲ＆Ｄ活動の最大50％のコストが、最長5年間にわたり補助される。1992年に同スキームがスタートして以来、約5億Ｓドルが、研究スタッフの訓練、キー領域におけるＲ＆Ｄ能力の強化、Ｒ＆Ｄ支出等の面で顕著な実績を示した企業に補助された。この結果、55件、総額18億ＳドルにのぼるＲ＆Ｄセンターがシンガポールに誘致され、ハイエンドな就業機会2500人分が創出された。ＮＳＴＢは必要ならさらに多くの補助金を支出すると言う。
一方、センター・フォー・シグナル・プロセッシングはセル式電話、ハイファイ・セット、ビデオ・カメラ、その他の電子製品の小型化、パワー・アップ、コスト・カット等の研究を手掛け、向こう3年間にＮＳＴＢから1200万Ｓドルの補助を受ける。ＮＴＵのチャム・タオスン総長によると、デジタル・シグナル・プロセッシング・ビジネスは昨年の22億米ドルから今世紀末には93億米ドルに成長するものと見られる。ＮＴＵの学生2人が開発した古い映画フィルムを修復するデジタル技術は最近の国際コンテストで最優秀賞(US$10万)を獲得したが、他の学生は音声、画像の電子処理に関する研究を進めている。(ST,BT,LZ:5/18)
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