1996-05-18 ArtNo.6102
◆<馬>フェデラル・パワー、M$3千万新電線工場建設
【クアラルンプル】ケーブルの製造と流通を手掛けるフェデラル・パワーSdn Bhd(FCSB)は3000万Mドルを投じてクラン・バリーに第4工場を建設する。
ミスロン・ユソフ重役(MD)が16日語ったところによれば、新工場の建設により、製造規模を拡大できるだけでなく、製品の種類も多角化できる。同社は高層ビル用ケーブルの製造等を検討しており、必要な技術を導入するため目下複数の外国企業と商談を進めている。新工場は来年6月までに完成する予定だ。この他、エンジニアリング及び建設関連の子会社を設立することも計画している。送電/配電用ケーブル及びコンダクターの製造・流通を手掛けるFSCBは、低・中電圧クロス・リンクト・ポリエチレン・ケーブル、ペーパー絶縁ケーブル、アルミ合金コンダクターを製造、国内市場の25%のシェアを握っている。同社は今年25%増の2億5000万Mドルの売上を目指しているが、ミスロン氏は手持ち契約から見て同目標は達成可能としている。FCSBはこの日、ソルシスネットSdn Bhdとローカル・エリア・ネットワーク(LAN)導入に関わる40万Mドルの契約を結んだ。これはFCSBの200万Mドル・コンピューター化計画の第1段階をなすものと言う。FCSBにはプルモダラン・ナシオナルBhdが51%、FCWインダストリーズSdn Bhdが30%、フジクラ電線が10%、トゥナガ・ナシオナルBhdが9%出資している。(NST,MBT,STAR:5/17)
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