1996-05-18 ArtNo.6096
◆<星>IPC、ブル持ち株処分でS$2300万利益実現
【シンガポール】IPCコーポレーションは、グループ・ブルの3.27%(452万株)の持ち株売却により、8583万フラン(S$2300万)の特別項目利益を見込んでいる。
IPCが16日発表したところによると、同社は既にその持ち株を1億3581フラン(S$3670万)で売却したと言う。IPCとブルは1995年3月、ゼニス・データ・システムズ製パソコン(PC)のアジアでの生産やスマートカード技術の開発に関する協力覚書に調印、その後ゼニス・データ・システムズ(アジア・パシフィック)を合弁で設立していた。しかしブルがゼニス・データ・システムズの持ち株をパッカード・ベルに売却したため、IPCの対応が注目されていた。IPCによると、スマートカード技術の開発計画はまだ手つかずの状態で、ブルとの提携も意味を失ったことから、持ち株売却を決めた。ゼニス・データ・システムズ(アジア・パシフィック)の49%のシェアも処分する方針と言う。(ST,BT,LZ:5/17)
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