SEAnews 1996-05-17 ArtNo.6089

【クチン】セメント・マニュファクチュアリング・サラワクBhd(CMS)はセメント及び鋼材工場の建設、国際学校の経営、不動産開発、海運事業への進出を計画、これに伴いその社名もチャハヤ・マタ・サラワクBhd(CMS)に変更する。
ＣＭＳのオン・マハムッド会長が15日の年次総会後明らかにしたところによると、バクン・ダム等の大型プロジェクトによりサラワク州北部におけるセメント需要が拡大しているため、1億1000万Ｍドルを投じてビントゥルに年産75万トンの新セメント工場を建設する。計画が順調に運べば、新工場は来年末には稼働する。またドゥマ・ラウ工業区に1億2500万Ｍドルを投じて年産30万トンの圧延ワイヤー・ロッド製造工場の建設を計画しており、こちらも来年内の完工が予定されている。ニュー・クチン・シティーと称されるプンディン・イストリムスの開発は順調で、第1期工事ではコンドミニアム2棟とともに同社本部ビルが建設される。同プロジェクトは1997年もしくは98年に着手される。一方、社内需要や顧客の需要に応じる狙いから複数の船舶の購入を予定しており、海運業への進出も検討している。しかし購入する船舶の種類や予算は未定だ。この他外国人駐在員や同社職員の需要に応じ、国際学校の建設を計画している。今年は傘下企業2社を、また向こう3～4年間には別に数社をクアラルンプル証取に上場させると言う。(NST:5/16)