1996-05-17 ArtNo.6081
◆<星・馬>第3リンクの検討は第2リンク・モニター後に:内相
【シンガポール】シンガポールのウォン・カンセン内相は15日、シンガポール/マレーシア間の第3リンク建設の可否は、第2リンクの効果をモニター後決定すると語った。
マレーシアの報道によると、ユニバーシティ・テクノロジ・マレーシアがジョホール州東南部のタンジュン・クパンとシンガポールのチャンギ空港を結ぶ第3リンク建設の可能性を研究しており、トンネンルもしくは橋梁を建設する案を提起している。ウォン内相は仮に建設するとすれば、橋梁の可能性が大きいとの判断を示すとともに、フェリー・サービスの利用の可能性も指摘した。またしばしば報じられているシンガポールの地下鉄(MRT)のジョホール州への延長に関して、その種の話し合いは持たれているが、具体的決定は下されていないと語った。
ウォン内相がこの日定礎式を主宰したトゥアス・チェック・ポイントは、ウッドランズの第1リンクが現在処理している2倍半に相当する1日24万人を処理できる。同プロジェクトは住友、フランスのDumezGTM、地元のウィーポー及びワンスンから成るコンソーシアムにより5億3700万Sドル(内チェック・ポイント建設費だけでS$4.85億)で請け負われ、1997年11月の完成が目指されている。完成時には既存コーズウェイの負担が3分の1ほど軽減される見通しだ。第2リンクはシンガポールの工業区や港湾をマレーシアの南北ハイウェイに直接リンクするため、発展の潜在性が大きいと言う。(ST,BT,LZ:5/16)
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