1995-02-22 ArtNo.608
◆<星>スンバワン、中国発電事業3件に参画目指す
【シンガポール】スンバワン・エンジニアリングPte Ltd(SEPL)は向こう2年間に中国の3つの発電所建設事業に参画する計画だ。
SEPLのチョン・キーワ会長が20日語ったところによれば、これらのプロジェクトとは蘇州、寧波、福建省州湾におけるもので、この他マレーシアにおける2件、パキスタン及びシンガポールにおける各1件の発電事業にも参加する予定だ。同社は昨年もしくは今年シンガポール証取(SES)に上場するものと予想されていたが、チョン会長は、蘇州タウンシップにおける合計350MW(メガワット)の発電施設2基の建設がスタートする際にはSESへの上場を検討する可能性があると語った。同発電所は明年年央に北京当局の審査結果が明らかになる予定で、認可されれば、3年で完成する。寧波の600MWの発電施設2基は今年末にも結果が出、明年の着工が予定されている。また州湾発電所は今年末に着工できる見通しだ。同社はこの他、カナダ企業と組んでシンガポールの軽便鉄道建設に入札しており、入札結果は近く発表されるものと見られる。 この日はアジプ、シェブロン、テキサコのコンソーシアムから受注した1億5000万米ドルのオイル・プロダクション・プラットフォーム2基の落成式が催された。これらは今年6月に南中国海に曳航され、試運転が行われる。この種のプラットフォームのマージンは最高5%で、オイル・リグのそれに勝っているが、北欧企業のアジア進出等で競争が加熱していると言う。(ST,BT,LZ:2/21)
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