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1996-05-16 ArtNo.6073
◆<馬>ペナンに600MW石炭発電所建設計画
【ペナン】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)は、2000年までのペナンの電力需要に応じるため、目下進められている17億Mドルのペナン電力供給総合計画の他に12億6000万Mドルを投じて600MW(メガワット)の石炭発電所を建設することを検討している。
TNBのアニ・アロプ会長が14日催されたペナン島と半島を結ぶ第2海底送電線敷設起工式の席上語ったところによれば、石炭発電所を建設するためには環境アセスメントの認可を得る必要があるが、新技術を導入することにより同ハードルも越えることができる見通しという。この日起工式が催された全長15キロの海底ケーブルは、275KV(キロボルト)のダブル・サーキットで、クンプラン・ピナン・ウサハサマ・インバス・スティアSdn Bhdにより敷設される。同社はこの他、バヤンルパスに275/132KVの変電所、ジュルに275KVのスイッチ・ステーションを建設する。これら総額3億8000万Mドルの工事は今年10月までに完成し、新たに800MWの電力をペナンに供給できるようになる。TNBはその17億Mドルのペナン電力供給計画の下、昨年11月にはグルゴルにおける110MWの火力発電所の試運転も開始した。これにより第2海底ケーブル完成時には半島からペナンに合計1170MWの電力が供給できるようになる。現在のペナンの電力需要は約840MWで、年率10%の成長を遂げていると言う。(NST:5/15)
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