1996-05-16 ArtNo.6070
◆<星>STSE、トゥアス・ヤードを今週正式オープン
【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ・シップビルディング&エンジニアリング(STSE)は今週末、同社にとって2番目の造船施設となるトゥアス・ヤードを正式にオープンする。
STSEが8000万Sドルを投じて建設した同ヤード(面積6.4ha)は、4万dwtの第1浮きドックの完成した1994年4月から一部操業を開始していた。昨年11月に7万dwtの第2浮きドックも完成、先月までには周辺の諸施設も整備された。同ヤードは各3万dwtの船舶2隻を同時に建造できる2つの停泊地を備えている。同ヤードのGMを兼ねるSTSEのタン・ペンホック上級副社長によると、トゥアス・ヤードは同社のブノイ・ヤードより長い540メートルの臨海線をもつ。規模の大きなトゥアス・ヤードが加わったことで同社の修船収入は顕著に拡大する見通しだ。修船とともに造船契約の獲得にも引き続き力を入れる。同社は現在、リージョナル・コンテナ・ラインズに年内に引き渡されるコンテナ船3隻を建造中で、また4200万Sドルを投じてブノイ・ヤードをアップグレードしている。同工事は1998年までに完了すると言う。(BT:5/15)
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