1996-05-16 ArtNo.6065
◆<星>石原産業、フィンランド企業と合弁で新チタン工場建設
【シンガポール】石原産業(ISK)とフィンランドのKEMIRA PIGMENTS OYは14日、ジュロンの19万2000平米の土地に合弁で2億5000万米ドルを投じ、塗料、紙、プラスチック、印刷インクなどの製造に使用される無機化学色素、二酸化チタンの工場を建設すると発表した。
両社の発表によれば、出資率はISK70%、KEMIRA30%。6月末に正式に契約調印し、直ちに年産7万5000トンの工場の建設に着手する。アジア最大の二酸化チタン・メーカーのISKは1989年に2億Sドルを投じて域内初の二酸化チタン工場をシンガポールにオープン、1991年に更に5000万Sドルを追加投資し、生産能力を年間4万2000トンに拡大した。KEMIRAはフィンランド、オランダ、米国で二酸化チタンを製造している。(ST,BT:5/15)
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