1996-05-15 ArtNo.6061
◆<馬>ディプルダナ、全国の港湾再開発でビジネス拡大予想
【クアラルンプル】ポート・クランを域内の中継港としてプロモーションする政府の政策と国内主要港の拡張で、ディプラダナ・コープBhd(旧社名シャパドゥ・コンテナBhd)はそのビジネスが一層拡大するものと期待している。
ダト・モハド・ファリド・アリフィン会長及びダニー・タン・チーシン重役(CEO/MD)が年次報告書の中で明らかにしたところによれば、国内主要港の昨年の貨物処理量は187万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)に達し、同社は16.5%のシェアを占めたが、今年の処理量は218万TEUに16.6%拡大する見通しだ。ディプラダナは現在牽引車250台、トレーラー1309台を擁し、その保有台数で国内4位を占めている。同社は目下ノース・クラン・ストレーツ・インダストリアル・エステートの14haの土地に総合的コンテナ・コンプレックスを建設している。この他、ジョホール州パシル・グダン・インダストリアル・エリアの4.2haの土地を買収、またペナンのプライ・インダストリアル・エステート及びマック・マンディン・インダストリアル・エステートの土地購入も予定している。これらのコンテナ・コンプレックスが完成すれば、保税倉庫や一般倉庫業務への進出も可能になる。同社は1995年度に491万6000Mドルの税引き前利益を計上、前年の63万3000Mドルの損失から黒字に転換した。売上も5560万3000Mドルから6734万3000Mドルに拡大した。(MBT:5/14)
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