1996-05-15 ArtNo.6058
◆<馬>Samen、内外の電力/通信事業契約獲得
【クアラルンプル】電気通信/発電/自動車ビジネスを手掛けるブミプトラ企業Samen Holdings Sdn Bhdは内外で電力通信事業契約を獲得した。
Samenのザズラン・モハド・サミン会長が13日催された電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)との合計4200万Sドルの送電事業契約調印式の席上明らかにしたところによると、マダガスカルでは現地のテレコムMalagasyと66:34の出資率で設立したSacel Madagascal SAを通じて今年初に同国初の移動電話営業ライセンス(15年)を獲得した。GSM方式の同システムの当初投資額は2000万米ドルと見込まれ、同社は年内に営業を開始することを希望している。移動電話事業に全く経験を有せぬ同社は目下パートナーを物色しているが、パートナーが得られぬ場合も、独力でスタートする方針だ。同社は当初3000、5年後には6万のサブスクライバーを見込んでいる。
同社の完全出資子会社SamenテレコミュニケーションSdn Bhdは最近マレーシアにおけるページングとモービル・ラジオ・システムのライセンスを獲得、トランク・ラジオ・システムの経営ではTNBに参画を求めている。この点に関してTNBのアニ・アロプ会長は同社は既にセルコムと電気通信事業合弁を進めており、新たな結婚に際しては第1夫人の了解を得る必要が有ると語った。また海外電力事業面におけるSamenの合弁要請に関しては、如何なる海外事業にしてもその採算性を検討せねばならないと指摘した。
Samenの新子会社SamenオートモビルSdn Bhdは、最近エダラン・オートモビル・ナシオナルBhdからクラン・バリー地区における中古車ディーラーに指名された。
一方、この日調印された第1の契約の下、Samenは送電線用アルミニウム・コンダクター・スチール・リインフォースト・ケーブル1000キロをTNBに納入、また第2契約ではSMムヒバ・エンジニアリングと合弁でクランタン州オアシル・マス、トレンガヌ州チェンダリング、パハン州におけるスイッチギアの納入・据えつけを引き受けた。
1992年に操業を開始したSamenホールディングズの授権資本は500万Mドル、払込資本は200万Mドルで、子会社7社、系列会社4社を擁する。(NST,MBT,STAR:5/14)
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