1996-05-15 ArtNo.6051
◆<星>クオルコム、東南アジアのCDMA市場に期待
【シンガポール】米国サンディエゴ拠点のデジタル・ワイアレス・コミュニケーションの専門会社Qualcomm IncはCDMA(コード・ディビジョン・マルチプル・アクセス)システムのアジア市場開拓を目指してシンガポール、香港、韓国に新オフィスを開設した。
クオルコムのクリス・シンプソン上級副社長が13日シンガポールで語ったところによると、アジアは欧州に比べより大きな、開かれた市場で、CDMAワイアレス・コミュニケーション製品やサービスにとって大きなビジネス機会が存在する。取り分けシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムには巨大な成長の潜在性が存在する。高品質、鮮明、経済的(最小限のベース・ステーションで運転可能)なデジタル・サービスを可能にする米国スタンダードのCDMAは、セル式電話、PCN(パーソナル・コミュニケーション・ネットワーク)、ワイアレス・ローカル・ループ(WLL)アプリケーション領域において世界的に使用されており、アジアでは香港と韓国で既に商業化されている。インドでも目下CDMAワイアレス・ローカル・ループ・システムが開発されていると言う。(STAR:5/14)
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