1996-05-15 ArtNo.6049
◆台湾航空会社、<星・中>と提携し中型旅客機製造目指す
【台北】台湾航空産業の対外交渉の窓口を務める台翔宇航工業公司は中国本土やシンガポールの航空関連企業と連合し、6月末までにボーイングもしくはエアバスのうち1社と技術提携し、100人乗りの新型旅客機の開発に乗り出す計画だ。
ボーイング、エアバス、マクドネル・ダグラス等の主要国際航空会社は最も成長の潜在性が有るとされる地域航路用中型旅客機の開発を競っているが、世界最大の国内市場を有する中国は一昨年韓国と手を組み、ボーイング、エアバス両社と技術提携交渉を開始した。台翔宇航工業の孫道存理事長は、これを受けて隠密裏に大陸の航空工業総公司、ボーイング、英独の航空産業を訪問、同開発計画への参画の機会を探ってきた。孫理事長によると、中国は目下、ボーイング、エアバス両社との間で最終的な交渉を進めており、機体の最終組立を中国国内で行うよう要求しているという。(LZ:5/14)
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