SEAnews 1996-05-14 ArtNo.6041

【シンガポール】国家コンピューター局(NCB)傘下のナショナル・コンピューター・システム(NCS)はそのインターネットｆａｘサービスを近く域内市場にまで拡大する。
ＮＣＳのVijaykumarr主任(ﾋﾞｼﾞﾈｽ開発担当)によると、ＮＣＳは香港を含むアジアのパートナーと協力問題を協議するとともにシンガポール電信局(TAS)とも関係サービスのライセンス問題を話し合っている。関係サービスの料金も検討しているが、普通の方式によるｆａｘ送付料金を遥かに下回る見通しだ。ＮＣＳの既存のｆａｘサービスはそのウェブ・サイト、フォーカス・アジアを通じて受信したｆａｘを当地のテレコミュニケーション・インフラを利用して地元受信人に再送信するというもの。ＮＣＳはインターネット・ページング・サービスについても域内市場の開拓を目指しており、証券情報をペジャー所持者に送付する可能性を研究している。
一方、昨年12月に創設された地元企業サイバーソースもインターネットｆａｘ及びインターネット・ページング・サービスを1カ月以内にスタートする計画だ。サイバーソースのウォン・ティアンスン取締役によると、同社は独自開発したＥメールをアルファーメリック・ペジャーに送信できるソフトウェアー“ペジャーメイル”を米・豪企業のイージーコールを通じて販促する計画と言う。(BT:5/13)