SEAnews 1996-05-11 ArtNo.6015

【クアラルンプル】マレーシアの2月の貿易赤字は7億4700万Ｍドルと、1月の11億Ｍドルに比べ縮小した。
統計局が9日発表したところによれば、年初2カ月の貿易赤字は18億5000万Ｍドルと、昨年同期の3億2540万Ｍドルを大幅に上回った。同期には輸入が14.9％増の310億Ｍドルに達したのに対して、輸出は9.2％増の291億Ｍドルにとどまった。年初2カ月には機械／運輸機器の輸入が187億Ｍドルと、輸入総額の60.4％を占めた。主要な輸入相手国を見ると、日本が74億Ｍドルで最高、以下米国60億Ｍドル、シンガポール39億Ｍドル、韓国15億2000万Ｍドル、台湾15億Ｍドル、ドイツ13億Ｍドル、オーストラリア9億4640万Ｍドル、英国7億5190万Ｍドルと続く。
同期の主要な輸出品目は熱電子管／光電池／部品が58億Ｍドルで、総輸出額の20.1％を占めトップ。同品目輸出はまた昨年同期に比べ35.6％の大幅な増加を遂げた。しかし統計局はこの種の製品の輸入原料成分は極めて高いと指摘している。第2の輸出品目はパーム油の14億Ｍドル(全体の4.7%)だが、同品目の輸出額はＦＯＢ価格の値下がりで、昨年同期比16.6％下降した。同期の主要輸出相手国はシンガポール61億Ｍドル、米国57億Ｍドル、日本41億Ｍドル、香港16億Ｍドル、タイ13億Ｍドル、英国11億Ｍドル、台湾9億8350万Ｍドル、ドイツ9億4380万Ｍドル、韓国9億2480万Ｍドルと続く。以上の数字は暫定統計で、調整後のデータはマレーシア対外貿易抄報に発表されると言う。(MBT,NST,STAR,ST,BT,LZ:5/10)