1996-05-11 ArtNo.6010
◆<馬>ペトロナス、三菱商事と初の芳香族プラント建設
【クアラルンプル】国営石油会社ペトロナスは9日、三菱商事と国内初の芳香族プラントの建設に関する対等出資合弁契約を結んだ。
ペトロナスのモハド・ハッサン・マリチャン社長が同社KL本社で語ったところによると、合弁会社アロマチクス・マレーシアSdn Bhdは1999年末の操業を目処に年間42万トンのパラキシレンと同15万トンのベンゼンを製造する工場をトレンガヌ州クルテのペトロナス製油所に隣接して建設する。原料のナフサは目下ペトロナス・プナピサン・トレンガヌSdn Bhdが建設中のコンデンセート分解装置により供給される。パラキシレンはポリエステル系繊維原料となる純粋テレフタル酸の製造に用いられる。ベンゼンはポリスチレンやプラスチック製品原料となるスチレン・モノマーの主成分で、ペトロナスは三菱と共同でスチレン・モノマー工場の建設も予定していると言う。(NST,STAR:5/10)
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