1996-05-11 ArtNo.6006
◆<星>三菱化学、ディスク・メディア/CD-R新工場起工
【シンガポール】三菱化学は4億5000万Sドルを投じてトゥアス工場の隣接地に新工場(2階建て3万平米)を建設、ディスク・メディアとCD-R(リコーダブル・コンパクト・ディスク)の製造能力を拡張する。
三菱化学の小室哲夫取締役によれば、同プロジェクトは新設のミツビシ・ケミカル・インフォニクスPte Ltdにより手掛けられる。同社は2000万Sドルを投じトゥアスに建設した東南アジア初のCD-R工場を昨年5月にオープン後、5000万Sドルのディスク・メディア製造計画を発表していた。トゥアス工場の第2生産ラインは12カ月以内にフル稼働し、第3生産ラインも今年第4四半期には操業を開始する。これによりCD-Rの年間製造能力は60万ユニットに達する。1998年に新工場が完成すれば、累積投資額は5億2000万Sドル、年間製造能力はディスク・メディア3500万ユニット、CD-R1億1000万ユニット、年商は7億Sドル(1997-98)に達する。同社は10GB(ギガバイト)以上のディスク・メディアの製造を手掛けると言う。(ST,BT,LZ:5/10)
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