1996-05-11 ArtNo.6005
◆<星>ヘキスト、アセテート工場の拡張計画
【シンガポール】ドイツの総合化学企業ヘキスト・セラニーズ・コーポレーション(HCC)はシンガポールにおける投資を更に拡大する計画だ。
HCCのR.ショー副社長(化学部門)が9日催されたサクラ島ビニル・アセテート・モノマー(VAM)工場の起工式で明らかにしたところによると、同社が1億米ドルを投じて建設する新工場は総面積16ヘクタールの敷地の25~30%を占めるに過ぎず、需要動向を見て水性塗料や接着剤の製造に使用されるVAMの製造施設を拡張するとともに、同工場に原料を供給する酢酸プラントも建設する。来年7月に稼働するVAM工場は、当面、米国から年間12万トンの酢酸を輸入する。また、主要原料となるエチレンをアイル・ムルバウ島のシンガポール石油化学(PCS)プラントから調達する。(ST,BT,LZ:5/10)
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