1995-02-21 ArtNo.600
◆<印尼>デウィ・サンポエルノ女史が納税番付トップに
【ジャカルタ】シンタ・デウィ・サンポエルノ女史がインドネシア最大の富豪とされるスドノ・サリム氏(林紹良)をかわし93年度納税番付トップの座を占めた。
コンパス紙によれば、デウィ女史は上場タバコ会社ハンジャヤ・マンダラ・サンポエルナ(HMS)グループの創始者アガ・サンポエルナ氏の妹で、アガ氏の死去に伴い、同社持ち株を処分したのが、トップに躍りでた主因とされる。同処分でデウィ女史のHMS持ち株は9.56%から2.61%に縮小したものと見られる。番付2位はスドノ・サリム氏、3位は木材王プラヨゴ・パングスト氏、4位はサリム氏の子息アンソニー・サリム氏で、10位には銅鉱山会社フリー・ポート・インドネシアの重役を務める米国人ルイス・クリントン氏の名が見える。スハルト大統領の子息、フトモ・マンダラ・プトラ、バンバン・トリハトモジョ、シギト・ハルヨユダントの3氏はそれぞれ9、11、23位に入った。法人番付では1、2位のテレコム、インドサットを初めとして国営企業が上位を独占、10位以内に民間企業の名は見えない。(ST,BT:2/10)
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