1996-05-08 ArtNo.5971
◆<馬>MAS、KLIAにM$4億カーゴ・センター建設
【クアラルンプル】マレーシア航空(MAS)はスパンのクアラルンプル・インターナショナル・エアポート(KLIA)に4億Mドルを投じ、1998年1月の稼働を目処にアドバーンスト・カーゴ・センター(ACC)を建設する。
MASのモハド・ユヌス貨物業務担当課長が6日催されたマレーシアのトータル・ロジスティクスと題する会議の席上明らかにしたところによれば、ACCの100万平方フィートの貨物処理スペースには、各1.5トン収用可能なストーリッジ・ビン3000ユニットが備えられる。MASは貨物のチェックイン、航空輸送伝票の電子処理、FAXイメージングの3領域における自動化を図る計画だ。マレーシアを域内の主要な貨物輸送基地とする狙いから新首都空港にはKLIAカーゴ・コンプレックスが設けられ、同コンプレックスには、ACCの他、クアラルンプル・エアポート・サービシズとポス・マレーシアが各30万平方フィートと15万平方フィートの貨物処理施設を設ける。政府はKLIAカーゴ・コンプレックス全体をフリー・コマーシャル・ゾーンとする方針で、これにより同コンプレックス内における各種の付加価値サービス活動が促進される見通しだ。第1期工事完成時点で運送業者のために80万平方フィートの倉庫施設が設けられ、オンサイト製造施設や協同一貫輸送の便宜も提供される。またカーゴ・コンプレックスの東側に200haのフリー・トレード・ゾーンを設けることも計画されている。(MBT:5/7)
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