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1996-05-08 ArtNo.5963
◆＜星＞クリエイティブ、インテル・チップ新製品の影響否定
【シンガポール】クリエイティブ・テクノロジーのシム・ウォンフー会長は6日、マルチメディア機能を組み込んだインテル社のペンティアム・プロセッサの影響は受けないと語った。
インテル社はコンピューター中央処理装置(CUP)の主力製品となっている同社製ペンティアムのマルチメディア・バージョンを年内に生産する計画と言われ、この種の製品が市場に受け入れられれば、クリエイティブやアズテクなどの主力製品であるマルチメディア・アドオン・カードの需要が減り、特に第3四半期に3310万米ドルの純損失を発表したばかりのクリエイティブには死活問題になる。インテル社のグローブ社長は同社のＭＭＸ技術を使ってペンティアム・プロセッサのマルチメディア機能を向上させると語っているが、シム会長は、ＭＭＸはまだ業界のスタンダードになっていない上、この種のチップは高歩留まりを維持するコストを上昇させると指摘した。シム氏はまた、ＣＤ－ＲＯＭドライブ製品の大部分を相手先商標製造業者(OEM)に外注し、不良在庫を抱え込むリスクを軽減する計画を明らかにした。
クリエイティブはこの日、ＯＣＢＣなど数行がアレンジした借款契約に調印したが、ＯＥＭ比率の拡大に伴う資金需要の軽減で、借款額も当初予定していた1億米ドルから6000万米ドルに縮小された。(ST,BT,LZ:5/7)
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