【バンコク】ルイス・ペーパー・グループは独自の技術と国内原料を利用し、低コストの新聞用紙を製造する計画だ。
ルイス・ペーパー・グループ社長兼MDのGeanie S. Ratanakul女史によると、国内で産するKenafの樹皮を利用して新聞用紙原料となるロング・ファイバー・パルプを製造する技術は、専門チームが過去15年間にわたり研究してきたもので、目下詳細な品質検査が行われている。同技術が実用化されれば、地元原料を利用してパルプと新聞用紙を一貫生産することになり、そのコストは輸入パルプに依存する他社のそれを30%下回る見通しだ。ルイスは先週ドイツ企業クロックナーと総額100億バーツの製紙工場建設及び機械設備の納入据えつけ契約を結んでいる。プランチンブリに設けられる工場は1999年に稼働、年間13万2000トン、1日360トンの新聞用紙を製造する。今年の国内新聞用紙需要は41万6300トンで、内26%の11万トンが国内で製造される見通しだ。目下シンホに国内唯一の新聞用紙製造工場が存在する他、韓国の漢拏ビジネス・グループがやはりプラチンブリに1999年の稼働を目処に新工場の建設を計画している。(BD:5/6)