1995-02-21 ArtNo.595
◆<星>昨年12月の小売業指数、一昨年同月比4.9%ダウン
【シンガポール】昨年12月のシンガポールの小売販売指数は136.5(総額S$19.49億)と、11月の118.7に比べ15%上昇したものの、一昨年12月の143.6に比べると4.9%下降した。
統計局が18日発表したところによれば、もしインフレ等の影響も配慮すれば、昨年12月の小売販売指数は昨年同月比実質6.8%下降したことになる。昨年通年の小売り販売指数は一昨年比1.8%(自動車販売を除けば同3.5%)上昇、自動車販売については前年比2.2%下降した。アナリストはシンガポール国民は昨年4月1日の消費税導入前の駆け込み購入を除き、半年以上にわたり支出引き締め姿勢を維持しており、7月のグレート・シンガポール・セールも小売り市況を挽回させるには至らなかったと評している。 一方、昨年12月のケータリング業の売上も11月を7.1%上回る2億4600万Sドルを記録したが、昨年同月比では0.7%増にとどまり、インフレ等を考慮した実質伸び率はマイナス3.6%だった。また昨年通年の指数は一昨年比4.9%アップ、特にファーストフード店のそれが12.5%と、最高の伸びを示した。これに対してレストランとその他の飲食店のそれは各6.1%と1.1%の伸びにとどまった。(LZ,ST:2/20)
|