1996-05-06 ArtNo.5946
◆<泰>PTT、130億バーツ海外事業展開
【バンコク】タイ政府は130億バーツ(S$7.2億)を投じ、2000年までにペトローリアム・オーソリティー・オブ・タイランド(PTT)を国際的な石油会社に変身させる計画だ。
国内市場を開放したばかりのフィリピンでは5件の事業に52億8000万バーツを投資する。中でも最大の投資規模を誇るのはガソリンスタンドの経営で、初の海外完全子会社により42億9000万バーツが投じられ、140スタンドが展開される。また米国コースタル・コーポレーションと合弁でスービク湾自由貿易港とクラーク・デポを含む地域に全長72キロの石油パイプラインを敷設・経営する。またスービク湾に石油貯蔵施設が建設される。中国ではペトロアジアと合弁でこれまでに5つのガソリン・スタンドが設けられており、最終的に24億6000万バーツを投じて100店のガソリン・スタンドが展開される。PTTはこの内6億バーツを出資する。両社はまた合弁で液化石油ガス(LPG)の貯蔵施設の建設も計画している。この他、PTTはラオス、ベトナム、カンボジアにおける小規模事業を計画、またマレーシア、インド、インドネシア、ミャンマーにおけるガソリン・スタンドの経営を計画していると言う。(BD,ST,LZ:5/4)
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