1996-05-06 ArtNo.5934
◆<星>電算セキュリティー・システム開発に新たに4社が参加
【シンガポール】シンガポール国立大学(NUS)、シンガポール港湾局(PSA)、シンガポールMRT、シンガポール・テレコムを含む公共部門や民間企業(7組織)が参加して今年2月末から開始されたシンガポール・エンタープライズ・セキュリティー・アーキテクチャー(SESA)と命名された電算セキュリティー・システム・プロジェクトに、新たにシティバンク、OCBC(華僑銀行)、シンガポール・ネットワーク・サービシズ(NETS)、UOB(大華銀行)の4社が加わった。
NUS情報システム・コンピューター・サイエンス学部の5人の研究者チームを率いるラム・クォックイエン氏によると、過去2カ月間にユーザーの身元を確認する複雑なIDコードの開発作業が完了、1000ビット(140字)から成るキーコードが完成した。またこの種のキーコードを製作する時間も30分から20秒に短縮された。今日ネッツケープ・ソフトのコードは40ビットだが、NUSの一部の学生はNUSの設備を利用して、同コードを突破することに成功している。このためより複雑なコードが必要とされており、チームは128ビットのコード・システムを開発した。全ての研究作業の完成には1年を要する見通しと言う。(ST:5/4)
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