1996-05-06 ArtNo.5932
◆<星>松下、R&D部門法人化しマルチメディア技術開発
【シンガポール】松下電器産業はアジア・マツシタ・エレクトリック(S)Pte Ltd傘下のAVインフォメーション・リサーチ・センターを4月1日付けで直属のパナソニック・シンガポール・ラボラトリーズ(PSL)として法人化、向こう5年間に3000万Sドルを投じマルチメディアやビジョン・テクノロジーの研究開発(R&D)を進める。
PSLが3日発表したところによれば、これまでは主にオーディオ・ビデオ・コーディングの研究を手掛けてきたが、今後はDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)、衛星/ケーブル/ATM(非同期転送モード)ネットワークを介したデジタル放送、マシーン・ビジョン領域の研究開発に力を入れる。これは松下電器産業の世界的R&D戦略の転換に伴うもので、今後タイセン・インダストリアル・エステートのPSLは欧州/米国/台湾のラボラトリーとともに日本の松下電器産業本社の監督下に置かれる。(BT:5/4)
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