1996-05-03 ArtNo.5913
◆<泰>N.ファティ、深水港/硫酸工場に50億バーツ投資
【バンコク】ナショナル・ファティライザー(NF)はMap Ta Phut工業区における第2深水港の開発に35億バーツ、硫酸工場の建設に16億バーツを投じる。
NFのNath Chamoraman社長が火曜(4/30)に催されたタイ工業区管理局(IEAT)との第2深水港第1期工事の用地賃借契約調印式後語ったところによれば、同社が60%、サイアム・セメントが残りを出資して、深水港の開発を手掛ける新会社が設立される。1998年に完成予定の新港には、最大6万トンの船舶が接岸でき、主に鉄鋼や肥料等のバラ積み貨物が年間600万トン処理される。Map Ta Phutにおける最初の深水港は今年末に稼働する予定だ。
NFは目下進めている91億バーツの肥料工場に加え、16億バーツを投じて年産50万トンの硫酸工場を建設する。年産100万トンの肥料工場は半ば完成、当初の予定では97年4月の稼働が見込まれていたが、建設を請け負った三井造船とヒュンダイの対立で、3-4カ月遅延する可能性も生じている。 NFは昨年20万トンの肥料を輸入したが今年は38万トンの輸入を予定している。NFにはタイ石油公団(PTT)が25.5%、タイ工業金融会社(IFCT)と政府貯蓄銀行が各13.5%、クラウン・プロパティー・ビューローが9%出資している。(BD:5/1)
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