SEAnews 1996-05-02 ArtNo.5899

【バンコク】テレコムアジア・コープPlcはタイ全国に公衆電話を敷設する権利を獲得した。
テレコムアジアが発表したところによれば、公衆電話の敷設総数に制限はなく、売上の25％をタイ電話公団(TOT)に支払う。テレコムアジアはこれまでバンコク市内に最大2万6000台の公衆電話を敷設経営する免許を得ていた。バンコク・ポストが月曜(4/29)報じたところによれば、使用頻度の高い公衆電話は国際通話を除けば電話会社に家庭用電話の5倍の収入をもたらす。一方、やはり公衆電話の経営を認められたアドバーンスト・インフォメーション・システムとＬｅｎｓｏカードフォーンのスポークスマンは公衆電話の新営業権は公開入札を通じて付与されるべきだとしており、同紙は今回の新免許発行を巡り、ＴＯＴがこれら2社から訴訟を起こされる可能性も有ると予想している。テレコムアジアはバンコク市内における260万回線の固定電話敷設権を認められており、タイ最大の固定電話会社となっている。またタイ・テレフォン＆テレコミュニケーションPlcは全国に150万回線の固定電話網を敷設する権利を認められている。アドバーンストとＬｅｎｓｏはこれら固定電話営業会社2社から回線を購入せねばならない。(BT:4/30)