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1996-04-30 ArtNo.5880
◆<馬>プロトン、納入業者に部品価格の30%カット要求
【クアラルンプル】マレーシアの国産車製造元プロトンは地元納入業者に部品価格の30%カットを求め、引き締めを図っている。
プロトンは目標を実現できない者はドロップ・アウトすることになると警告していると言われ、消息筋はヤハヤ・アハマド氏がプロトンの親会社HicomホールディングズBhdの支配権益を買収して以来、最も目立った動きと評している。しかしプロトンは当初半年以内に同目標の実現を要求したが、今では同期限を1~2年に延長したと言う。プロトンはプライス・カットはプロトン車の輸出競争力を強化するのに必要と強調するが、一部の業者は、「納入価格の引き下げに伴い、自動車価格も下げるか否かについてプロトンは明確な回答を避けている。もし下げないのなら自身の利益拡大を図っているに過ぎない」と語る。プロトンは約150社の納入業者を抱えており、アナリストはこれらの業者により納入される部品がプロトン車製造コストの40%を占めていると予想する。仮にこうしたコストの30%をカットできれば、その影響は小さくない。しかし全ての納入業者を納得させるのは困難で、時間もかかるものと見られる。プロトン社は納入業者に対する価格引き下げ要求は同社のコスト削減努力の一環で、もし成功しなければ、世界市場における競争力を維持できないだけでなく、市場開放措置が採られた際には、国内市場でも競争力を保てないことになるとしている。(BT:4/28)
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