1995-02-20 ArtNo.588
◆<比>ロペス、仏トランスルートと合弁で有料道路網建設
【マニラ】いずれもロペス一族企業のベンプレス・ホールディングズ・コープとファースト・ホールディングズ・コープの合弁会社ファースト・フィリピン・インフラストラクチャー・ディベロプメント・コープ(FPDIC)は、フランス企業トランスルート・インターナショナルSAと合弁で、フィリピン国内の有料道路網を建設する。
FPDICの発表によれば、最初のプロジェクトはマニラとスービク湾を結ぶ80キロ区間で、コストは105億ペソと見積もられる。同事業の請負はFIPDCと関係プロジェクトのフランチャイズを有するプライベート・フィリピン・ナショナル・コンストラクションCoとの別の協定調印に伴い実現する。トランスルート社は世界最大の有料道路経営会社とされるScetauroute SAの子会社で、今回の合弁に伴いFPDIC取締役会に代表1人を送り込む。なおロペス・グループは93年にフィリピン公共事業局と道路建設に関わる覚書を交換しており、この他、ノース・ルソン・イクスプレスウェイの建設やクラーク元米軍基地への道路の拡張工事を手掛けることになりそうだ。(MBT:2/17)
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