1996-04-30 ArtNo.5878
◆ロールス・ロイス、<馬>拠点に域内におけるプレゼンス強化
【クアラルンプル】ロールス・ロイスは新たな地域主任を指名し、マレーシアにおけるプレゼンスの強化を図るとともに、幅広いビジネス機会の開拓に乗り出している。
ロールス・ロイスが26日発表したステートメントによれば、こうした機会には民間航空機エンジン領域の一層の市場開拓、発電事業市場の開拓、マレーシア空軍によるロールス・ロイス製エンジン搭載のホーク戦闘機購入やバイパー搭載Aermacchi航空機の使用に伴う軍用機エンジン需要の拡大が含まれる。港湾開発の活発化はまたロールス・ロイス・マテリアルズ・ハンドリング・カンパニーに市場開拓の機会を提供している。世界をリードするエンジニアリング会社のロールス・ロイスはマレーシアを東南アジアにおける最良のパートナーと見なしている。アジア太平洋地域における受注は250億米ドルと、同社の航空/工業用動力受注総額の25%を占めていると言う。先週木曜には同社のトレント・エンジンとその主要部品が展示されているマレーシア・エアライン・アカデミーの開所式がアンワル副首相の主宰により催された。また今年初マレーシア航空(MAS)はロールス・ロイス社製トレント・エンジンを搭載したボーイング777型機15機の購入と2機を追加購入するオプション付きの契約を結んでいる。(STAR:4/27)
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