1996-04-30 ArtNo.5875
◆<星>政府は通信業の一層の変化にも対応の用意:通信相
【シンガポール】マー・ボータン運輸通信相は26日に催されたテレテク・パークの棟上げ式の席上、「シンガポールはその競争力を維持するためにも国際通信市場の変化に対応せねばならない。近く予想される激震に如何に対応するか、真剣に研究する必要がある。シンガポール・テレコムはその顧客に良好なサービスを提供してきたが、将来に向けて競争力を維持するために、現在直面している状況を正確に把握する必要がある」と指摘した。
政府はこれ以前に、シンガポールが2002年4月1日から基本的通信サービス(国内電話/IDD/専用回線)市場を開放することを世界貿易機構(WTO)に提案する方針を明らかにしていた。シンガポール・テレコムは2007年までこの種のサービスの独占経営を認められていたが、以上の政府方針により5年繰り上げて独占経営権を喪失することになった。マー運輸通信相はST紙のインタビューに対して、政府は国際通信市場の一層の変化にも対応する用意が有ると語った。ST紙はこの点について「電信局(TAS)はTAS法第28条の下、その発行したライセンスに変更を加えることができ、シンガポール・テレコムは2002年4月1日以前にその独占権を失う可能性も有る」と予想している。(ST,BT,LZ:4/27)
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