1996-04-30 ArtNo.5871
◆<星>初の地下ショッピング街開発用地の入札募集
【シンガポール】都市再開発局(URA)は26日、シンガポール初の地下ショッピング街を含む市中心街における開発入札を募集した。
ウォー・メモリアル・パークとマリーナ・スクエアに挟まれた当該用地のプロット・レシオは3.5倍で、総床面積32万2917平方フィートの地上6階、地下2階のビルが建設できるが、いわゆるホワイト・サイトのため、開発業者は、それ自身の裁量で商業ビル、商業/住宅複合ビル、商業/ホテル・ビルのいずれかを開発できる。またシティー・ホールMRT駅とマリーナ・センターを結ぶ全長350メートル、幅26メートルの地下街は6万4584平方フィートの小売スペースを創出でき、毎時2400人、月間300万人の通行者が見込める。 URAは同区画を今年入札にかける13区画の中の宝石と形容しているが、アナリストは確かに魅力は有るが、全く他に比較する材料がないことから入札者は価格の設定に苦労するものと予想している。某アナリストは地下街の建設はコストが嵩む上、周辺の小売スペースとの厳しい競争も予想されることから、入札価格はかなり低い水準にとどまると予想するが、香港等、海外の開発業者が高額入札を行う可能性を指摘する向きも有る。(ST,BT,LZ:4/27)
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