1996-04-27 ArtNo.5854
◆<星>シングテル、英ケーブルTV会社権益売却
【シンガポール】シンガポール・テレコムLtd(シングテル)は25日、子会社シンガポール・テレコム・インターナショナル(STI)を通じて所有する英国のケーブルTV/テレコム・サービス会社コムキャストUKケーブル・パートナーズLtdの17.68%の持ち株(886万株)を米国と欧州において1株11.75米ドルで公募したと発表した。
全て売却されれば、STIは1億410万米ドルの粗売上を手にすることができる。STIは先月、コムキャストと合弁のケーブルTV/電話会社ケンブリッジ・ホールディングズ・カンパニーの50%権益をコムキャストに売却、370万ポンドの現金ともにコムキャストの11.75%権益を手に入れていた。シングテルによると、同措置はSTIの投資ポートフォリオ再編計画の一環で、同社の技術的、経営的、財政的強味を最も有効に運用し得る領域への集中が図られる。また公募引受会社は事前に機関投資家の希望購入価格を打診した上、公募価格を設定したと言う。アナリストらは英国におけるケーブルTVビジネスが依然シングテルのボトムラインに貢献していないことから、今回の措置を好感している。(ST,BT,LZ:4/26)
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