1996-04-26 ArtNo.5842
◆<星>ITワーカー、隣国同業者の追い上げの脅威に
【シンガポール】シンガポールの雇用主は情報技術(IT)従業員の給与と能力に関して51%が一応満足を表明しているものの、49%の者はシンガポール以外の域内諸国がまし(22%)、もしくは同等(27%)と見ている。
シンガポール・コンピュータ産業連盟(SFCI)のウィリアム・リウ会長は、第8回SFCI年次ビジネス動向調査の以上の結果について、多国籍企業は疑いなくこうした動向を注視しており、ベスト・バリューを提供する国に移動するだろうと警鐘した。SFCIのメンバー151社を対象とした同調査(回答81社)では、また81%の者が海外に勤務するシンガポーリアンITスタッフは技術/業績面で最良と評価しているが、同時に現地のマーケット、文化、政治動向に無知で、融通性に欠けると指摘している。地元コンピューター産業の業況に関しては、83%の者が今年も来年も成長を予想、強気な見通しが目立った。(ST,LZ:4/25)
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